ロッキー・ザ・ファイナル

ロッキー

「ロッキー・ザ・ファイナル」を見てきた。いやぁ、あのロッキーのテーマがかかると興奮しますなぁ。
ロッキーといったらトレーニングシーン。ロッキーのテーマがかかる中、トレーニング、トレーニング、またトレーニング。そして例の階段を駆け上がってガッツポーズ。ロッキーという映画はこのシーンを見るためにあると言っても過言ではないだろう。

今回のロッキーで最も関心をもったのは、戦うシーンではなく、なんで戦わなければならなかったかというところだ。ちょっとヘタレてる息子に渇を入れるためだったのか。エイドリアンを失ったことが辛くて、心に空いてしまった穴を埋めたかったのか。正直なところ、ロッキーの動機付けはよく分からん。だが特別なモチベーションを燃やしている気合は伝わってくる。

俳優シルベスター・スタローンにとっても、本作は特別なモチベーションを燃やして取り組んだ作品だろう。オーストラリアにプロモーションに行ったときに、豪では持ち込み禁止になっている成長ホルモン剤を大量に所持していたことで、スタローンは税関で止められている。つまり、あの肉体はドーピングで作ったということ。

スタローンはスポーツの競技者ではないので、筋肉を作るためにドーピングすることはなんらルール違反ではないが、あの歳でドーピングするということは、生命の危険を伴うことであり、既に金も名声も持っている彼が、命を賭けてまでロッキーの身体をリアルに作る必要があるのかというのはどうなんだと思ってしまうが、それだけ気合が入っているということだろう。すごいモチベーションだ。

この映画は、人が何かを成し遂げたいと強く思って実行するとはこういうことなのだ、というのを示してみせた映画なんじゃないかなと思った。